フリーのツールで数式を見える化してみよう。

これまで説明してきたLivemathMakerはフリーではないが、30日のトライアル版がある(気に入ったら当然購入も可能)。興味のある人は是非LivemathMaker社のHPにアクセスしよう。英語なので若干ビビるが、簡単な単語なので辞書引きながらでもトライする価値はある。

今回はフリーの数式処理ツールMaximaにチャレンジして数式を見える化してみた。このツールはOPENソフトウェアで、ダウンロード、インストール、環境設定(一部)などのハードルを自分で超えないと使用できない。OSにより環境設定が必要な場合があるので、ここまでのハードル超えの説明は、別途ネット検索して参考書や記事を見ながらトライして欲しい。

歴史のあるソフトウェアなので、元々キーボードから様々なコマンドを入力して実行操作していたが、wxMAXIMAというGUI環境が開発されてから、随分と使い易くなった。

以下にwxMAXIMAで作った文書を載せる。wxMAXIMAでのコメント文は、始まりが/*、終わりは*/である、その中に日本語で説明を入れると見易くなる。文書中にも書いているが、青色のコマンドは自動で出力されたもので、キーボードから入力したのは数式だけである。ここから見易くする手順は後回しとして、とりあえず数式をプロットするのは驚異的に簡単なことが理解してもらえるだろう。

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/* 数式のグラフ化

(1) 数式は画面最上段のPlotのプルダウンメニューを使う。
小画面が開くので、数式を入力、とりあえずデフォルトの範囲でプロットしてみよう。
以下の様にプロットされる。しかもマウス操作しただけなのに図の上にコマンドまで表示される。 */
wxplot2d([sin(x)], [x,−5,5],

[gnuplot_postamble, "set zeroaxis;"])$

/*
(2) 複数の数式のプロット。 これもPlotメニューで実行できる。
*/
wxplot2d([sin(x), cos(x)], [x,−5,5],

[gnuplot_postamble, "set zeroaxis;"])$ 

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以下に最近の参考書を紹介する。

また、wxMAXIMAについては以下の参考書がある。